公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター
 
理事長のご挨拶
 

(公財)埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター
理事長(埼玉県市長会会長・本庄市長)
吉田 信解
(就任日 令和7年5月12日)

 公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター理事長の吉田でございます。
 平素より、県民の皆様をはじめ、関係機関、団体並びに賛助会員の皆様には、当センターの事業活動全般にわたりご理解とご支援を賜り、心より感謝を申し上げます。
 当センターは、「暴力及び薬物乱用のない安全で平穏な街づくりに寄与する」ことを目的に、平成元年5月に設立され、その後、暴力団対策法に基づき、平成4年7月には、埼玉県公安委員会から「暴力追放運動推進センター」として指定を受け、平成25年2月には、国家公安委員会から暴力団組事務所の使用差止請求の代理訴訟が行える「適格センター」として認定を受けました。
 また、平成23年8月に埼玉県暴力団排除条例が施行され、社会全体で暴力団を排除するという機運が一層高まったことにより、「社会対暴力団」の構図で、暴力団の壊滅に向けた対策が大きく前進しているところです。
 暴力団は、こうした警察の強力な取締りと社会全体による暴力団排除対策により、組員数を大幅に減少させるなど相当なダメージを受けていることが窺えますが、依然として一定の勢力を保持しながら、組織の実態を巧みに隠し、資金獲得活動の手口を多様化、巧妙化させ、様々な形態で犯罪や不当要求行為を繰り返しており、社会の安全はいまだ脅かされております。
 また、近年は、治安対策上の新たな脅威となっている「匿名・流動型犯罪グループ」と一定の関係を構築し、いわゆる「闇バイト」をSNSで募り、これを実行犯として強窃盗事件を敢行させるほか、国際的な特殊詐欺、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺等にも深く関与して、その犯罪収益の一部を資金源としている実態が窺えます。
 更に薬物事犯では、大麻事犯の検挙人員が増加傾向にあり、特に、20歳代以下の若年層を中心に乱用が拡大しております。
 当センターでは、このような情勢の中、暴力団排除活動の「核」となり、また、暴力追放・薬物乱用防止に関する「駆け込み寺」として、引き続き、県民の皆様や関係機関、団体の皆様と手を携えて、活動を推進してまいりますので、皆様の一層のご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

暴力追放三ない運動
 
Copyright(c) 公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター All Rights Reserved.